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フラックスの活性剤について

フラックスの活性剤とは

はんだ付け性を向上させる働きを有する物質の事。

活性剤の種類について

合金によってはんだ付け温度が変わるため使用する合金によって薬品を変えて活性温度を調整します。
例えば、錫銀銅合金の溶融温度は、217℃、錫ビスマス合金の溶融温度は、139℃です。
活性剤の種類としては複数ありますが、一般的なものとしては、ハロゲン、有機酸、無機塩等が挙げられます。

活性の強弱について

活性の強弱で酸化物を除去する力が変わります。
強すぎると主には腐食や絶縁が下がるという問題が生じます。
逆に弱すぎるとはんだ付け性が劣ります。

不活性化について

耐熱性の弱い活性剤は、長時間加熱されると、分解、蒸発、または反応して違う物質となり活性を失います。つまりその状態になるとはんだ付けができません。
不活性化を防ぐためには、条件に適した活性剤を使用する事が重要です。
例えば、糸はんだの場合は加熱時間が短いため、はんだ付け作業は数秒で終わります。熱は瞬時に上がってすぐに下がるため耐熱性の弱い活性剤でもはんだ付けを行う事ができます。
一方で、ソルダーペーストの場合、リフロー炉に入り150℃~180℃位で1、2分のプリヒートがあり、その後、240℃~250℃まで温度を上げて30秒~1分加熱します。このように長い時間加熱される場合には耐熱性の高い活性剤を選択します。

関連情報:フラックスの役割について