表面実装でリフロー後のはんだ付け部のはんだに光沢がなくざらつき感がある問題を改善

相談内容 表面実装でリフロー後のはんだ付け部のはんだに光沢がなくざらつき感がある 何が原因だったか? リフロー炉のプリヒート時間が長く、ソルダーペーストのフラックスの劣化とはんだ粉末の酸化が進行したことが原因。 また、はんだ面の冷却速度が遅いとデンドライドが発生し白っぽく見える。 改善のためにどのような提案を行ったか? プリヒート時間を短くし、尚且つ220℃以上の時間も短くして全体のリフロー時間を短縮させ、冷却速度を早くさせることを提案。 改善方法 リフロー炉の温度設定とコンベアースピードを変更した。 プロファイルを三角形に近づけ、特にプリヒートでの加熱は上からの加熱を抑えるため上部ヒーターの設定温度抑え、下部ヒーターの設定温度を高くした。 コンベアースピードを上げ、全体のリフロー時間を短縮した。 基板材質・設計・サイズでプリヒートは調整が必要ですが、本加熱でははんだの融点以上の時間は全て同じで30秒~60秒です。 従来のプロファイルでのはんだ付け状態 従来の温度プロファイル はんだに光沢があり表面も滑らかでる 改善プロファイル

Sn-0.7Cu合金 鉛フリーヤニ入りはんだのはんだ付けロボットによる点はんだ付け【コテ先温度300℃】

【合金】Sn-3.0g-0.5Cu合金 はんだ付けロボットの条件 フェノール片面基板にはんだ付けロボットで20ピンを点はんだ付けした アポロ精工社製:J-CAT COMET コテ先温度 300℃ 予熱時間 0 sec はんだ送り量 5 mm 送り速度 12 mm/sec 戻し量 1 mm 戻し速度 50 mm/sec 加熱時間 0 sec

手はんだ付けの基礎 知識とやり方、注意点、フラックスの作用等

3大接合方法 接着 固体と固体 固体と固体の間にある接着剤が固まることで接合します。 嫌気性接着剤, 紫外線硬化型接着剤, エポキシ系接着剤, 他 溶接 液体と液体 金属と金属の接合で、それぞれの金属を溶かして接合します。 アーク溶接, ガス溶接, レーザー溶接, 他 はんだ付け 固体と液体 接合する金属とはんだとの間に合金層を形成して接合します。 はんだ付けとは はんだ付けは接合しようとする金属(銅、鉄等)より溶ける温度の低い金属を用いて金属同士を接合する方法で、 接合する金属とはんだの間に合金層を形成することにより接合を行うものです。 はんだと金属の接合面に合金層が均一に形成されていないものは接合が充分とは言えません。 はんだ付けの良し悪しははんだと金属の間に適度な合金層が形成される。 合金層 合金層は金属間化合物で硬くて脆い性質がある。 温度や時間の因子で金属間化合物は成長し、強い衝撃や振動を加えると接合部の割れにつながることがある。 ・こて先温度は必要以上に高くしない。 ・はんだ付けはできるだけ短時間で行う。 はんだ付けの4要素 適量のはんだの供給 …

鉛フリーヤニ入りはんだのはんだ付けロボットによる点はんだ付け試験 Sn3.0g 0.5Cu合金 【コテ先温度300度】

【合金】Sn-3.0g-0.5Cu合金 はんだ付けロボットの条件 フェノール片面基板にはんだ付けロボットで20ピンを点はんだ付けした アポロ精工社製:J-CAT COMET コテ先温度 300℃ 予熱時間 0 sec はんだ送り量 5 mm 送り速度 12 mm/sec 戻し量 1 mm 戻し速度 50 mm/sec 加熱時間 0 sec

ステンレスにも付く小島半田製UXを使ったSUS(ステンレス鋼)のはんだ付け

SUSは表面酸化が強いので腐食しません。 高温のコテ先を当てると更に酸化が進みフラックスの効果が得られません。 はんだの上からコテ先を当てることで先にフラックスが流れ出てSUS表面を覆い酸素を遮断した状態での加熱によりフラックス効果が得られます。SUSはこの方法以外でのはんだ付けは難しい。 はんだを先に供給する方法は「挟みはんだ」といわれますがフレクトロニクス(EMS世界大手)は作業マニアルにしています、はんだの飛散対策にも効果があります。 はんだ付けははんだゴテにはんだを当てて溶かすのではなくコテ先ではんだを溶かします。

【コテ先温度340℃】Sn-0.7Cu-0.05Ni合金 鉛フリーヤニ入りはんだのロボットはんだ付け

【はんだ付けロボットの条件】フェノール片面基板に点はんだ付けを16ポイント行った 【はんだ付けロボット】アポロ精工社製:J-CAT COMET 【コテ先温度】340℃ 【予熱時間】0sec 【はんだ送り量】10mm 【送り速度】20mm/sec 【戻し量】4mm 【戻し速度】50mm/sec 【加熱時間】0sec