表面実装でリフロー後のはんだ付け部のはんだに光沢がなくざらつき感がある問題を改善
相談内容 表面実装でリフロー後のはんだ付け部のはんだに光沢がなくざらつき感がある 何が原因だったか? リフロー炉のプリヒート時間が長く、ソルダーペーストのフラックスの劣化とはんだ粉末の酸化が進行したことが原因。 また、はんだ面の冷却速度が遅いとデンドライドが発生し白っぽく見える。 改善のためにどのような提案を行ったか? プリヒート時間を短くし、尚且つ220℃以上の時間も短くして全体のリフロー時間を短縮させ、冷却速度を早くさせることを提案。 改善方法 リフロー炉の温度設定とコンベアースピードを変更した。 プロファイルを三角形に近づけ、特にプリヒートでの加熱は上からの加熱を抑えるため上部ヒーターの設定温度抑え、下部ヒーターの設定温度を高くした。 コンベアースピードを上げ、全体のリフロー時間を短縮した。 基板材質・設計・サイズでプリヒートは調整が必要ですが、本加熱でははんだの融点以上の時間は全て同じで30秒~60秒です。 従来のプロファイルでのはんだ付け状態 従来の温度プロファイル はんだに光沢があり表面も滑らかでる 改善プロファイル