通常のやに入り糸はんだとShell-RCの溶ける速さを比較

通常のやに入り糸はんだとShell-RCの溶ける速さを比較

通常のやに入り糸はんだとShell-RCの溶ける速さを比較しました。
加熱:リフローシミュレータ(※)

弊社Shell-RC技術は、フラックスの飛散を防止できるという点が一番大きな特長ではありますが、製造直後の状態を常に維持したまま保管ができるという特長も有しています。
その特性から、一般的なやに入りはんだと比べ、はんだ付けの作業性が向上します。
この動画は、通常のやに入りはんだとShell-RCとを、製造後、約6ヶ月間室内で放置させ試験を行った様子です。

動画を見るとShell-RCの方が若干早く溶けているのが確認できます。
通常のやに入り糸はんだは6ヶ月間室内で放置することで、見た目ではわかりませんがわずかにはんだ表面の酸化が進行します。
一方Shell-RCは、はんだ表面をコーティング剤が覆っているため、はんだ表面を保護し酸化が進みません。
そのため、Shell-RC技術を使って製造されたはんだは、通常のやに入りはんだと比較して、製造直後の状態を長い期間、維持することができます。
そのため溶ける速さに差が生まれ、実際のはんだ付けでもスーッと溶けることで作業性が向上します。

※リフローシミュレータとは?
リフロー炉の温度プロファイルを再現しながらはんだの溶融課程を観察できる装置。
参考:https://malcom.co.jp/products/srs-1c.php